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この度、期せず本年3月11日に発生した東日本大震災によって犠牲になられた方々に深い哀悼の意と、被災された方々および福島原発事故によって不自由を余儀なくされている方々にお見舞いを申し上げます。また被災された現地周辺の大学、病院歯科を問わず歯科医師の先生およびボランティアに参加されて日夜支援をされている会員の先生方に敬意を申し上げます。
さて、本年5月21日(土)、22日(日)の2日間、新潟市浜浦町の日本歯科大学新潟生命歯学部講堂およびアイヴィホールにおいて予定されています第49回NPO法人日本口腔科学会、第37回社団法人日本口腔外科学会北日本地方会は、まさに震災の中心でもあります東日本を含む北日本に発生しましたので開催を戸惑いましたが、被災地域の先生方より参加の意向を示され、また新潟市が幸い全く損害がなく、計画停電も東北電力から5月に実施はしない方針の連絡を頂き、北日本地方会を開催する方向で準備して参りました。当日は参加者の減少あるいは予定演題の発表中止も考えられますが、できるだけ参加して頂き、日頃の研究成果や症例の発表をして頂ける環境だけは整備してお待ち致しますので、ご理解頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
風薫る5月のこの時期の新潟は、長い冬から解放され春を迎え、気温も寒からず暑からずのしのぎやすく、勉学には最高の季節です。そして新潟のこしひかりや佐渡沖の魚、信濃川の清流で醸造されたお酒もすばらしい時期であることは皆様周知のことと存じます。ご家族が被災されたり、災害医療活動に専念してこられた参加される方もおられると存じますが、会員懇親会では一時の癒しの時間を提供できればと祈念しています。
本会のメイントピックスとして、5月21日(土)の午前、特別講演演者として新潟県立がんセンター新潟病院皮膚科部長 竹之内辰也先生をお招きし、「皮膚悪性腫瘍の診断と治療」と題して講演頂きます。顔面皮膚には有棘細胞癌や扁平上皮癌が発生し、口唇は
UICCでは皮膚がんに属します。悪性黒色腫の診断と治療の問題もあり、今回はセンチネルリンパ節による術中診断も含め、皮膚悪性腫瘍の取り扱いについて総論的に解説をお願いしてあります。どうぞ口腔癌と比較して拝聴してみてください。一般演題では、最近若い先生が症例報告する機会が多くなってきました。そのため演題発表形式はすべて口演としましたので、会場が2つに分かれるご不便をあらかじめお詫び申し上げます。また質疑応答時間を2分から4分に増やしましたので、活発な質疑応答が交わされることを期待しています。また会場が大学構内にあります関係で、今まで昼食の不自由をお掛けしてきましたが、2日間共学術セミナー(ランチョン)を企画し、お弁当を準備させて頂きます。それぞれ5月21日(土)の講師は日本歯科大学新潟病院口腔外科:田中 彰先生に「大規模災害時における中長期的な歯科保健医療支援活動」、5月22日(日)はハグクリエイション柏井伸子先生に「適切な器材処理とは?最新の洗浄・消毒・滅菌について」を講演頂きます。今回は、(社)日本口腔外科学会理事長 福田仁一先生もご参加頂けることになり、「(社)日本口腔外科学会の今後について」と題して講演頂くことになっております。
(社)日本口腔外科学会主催歯科臨床医リフレッシュセミナーは5月22日(日)午後、新潟県立六日町病院麻酔科・診療部長 市川高夫先生に「安全医療を目指すもの;アメリカ疾病予防局(CDC)およびWHO報告より」の演題名の元に、アメリカ疾病予防局(CDC)のガイドラインやWHOによるレポートの報告から、BLSの現況、医療安全、消毒滅菌の現状の中から最新情報も含めて解説して頂くことになっております。質疑応答時間も十分できるだけの時間は用意しましたので、どうぞ活発な質問を期待しています。当日お帰りになる参加者のためにも、終了時間も早めに配慮しました。
災害復興もまだまだ始まったばかりですし、福島原発の放射能が落ち着くのも数年かかると言われています。災害に伴う慢性呼吸器疾患の予防に口腔ケアは重要と理解されています。会員諸氏のますますのご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
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